電動アシスト自転車の動産信託等を通じた、三菱UFJ銀行と三菱UFJ信託銀行 協働でのLuupの事業拡大支援について
株式会社三菱UFJ銀行(取締役頭取執行役員 半沢 淳一、以下MUBK)と三菱UFJ信託銀行株式会社(取締役社長 長島 巌、以下MUTB)は協働して、株式会社Luup(代表取締役社長兼CEO 岡井 大輝、以下Luup)が保有する電動アシスト自転車を動産受託することによる、Luupへの資金提供を行いました。併せて、MUFGグループ内店舗へのポート設置等も進めることで、グループ一体でLuupの事業拡大を支援してまいります。
【図表1:取組みスキーム図】
本スキームは、Luupが保有する電動アシスト自転車を動産信託の仕組みを通じて譲渡し、その譲渡代金はMUBKからの借入とMUTBからの出資で賄うもので、こうしたMUBK・MUTBが協働した動産信託スキーム化は、本邦初です。【図表1】
Luupとしては資金調達手段の多様化が実現でき、MUTBは本スキームを活用して、将来的に電動モビリティの投資商品化も視野に入れております。
更に、MUFGとしては、CO2排出が少ない新しい移動手段をお客さまや地域住民の皆さまにご活用いただくことで、利便性の向上や脱炭素化などに繋がると考えており、MUFGグループ内店舗等へのLUUPポート設置も進めております。【図表2】また、街の皆さまに安心してご利用いただけるよう、地域の警察署と連携して共同で安全講習会の開催も行っております。(https://www.mufgpark.mufg.jp/event/event-1969/)
【図表2:MUFGでのLUUPポート設置場所 2024年3月31日現在】
その他、過去より三菱UFJキャピタル株式会社からの出資や、三菱HCキャピタル株式会社からのリース支援等、MUFG関連会社も含めてLuupの事業拡大に向けた支援も実施しております。
MUFGでは持続可能な環境・社会の実現に向け、サステナビリティ経営において優先的に取り組む課題(優先課題)を設定しており、Luupの事業の支援を「カーボンニュートラル社会の実現」や「産業育成、イノベーション支援」などの課題解決に資する取り組みとして位置付けています。今後もステークホルダーの皆さまとともに、環境・社会課題解決への取り組みを一層推進していきます。
【LUUPについて】
スマートフォンアプリ「LUUP」を用いて、電動キックボードや電動アシスト自転車に乗車し、街じゅうにあるポートからポートへの移動ができます。LUUPの移動のハブであるポートが設置されると、不動産の空きスペース活用に繋がり移動の発着点となります。移動が不便だった街でもLUUPによって徒歩だと少し遠い場所へのアクセスが向上することで、「駅前」にいるように人々が便利で豊かな生活を送ることができるようになり、街の魅力の再発見を促すことで地域の活性化に繋がります。CO2排出量の少ない小型の電動モビリティを普及させることで、社会全体としてCO2排出量を削減でき、環境に優しい未来に繋がります。詳細はLuupホームページ(https://luup.sc/)をご覧ください。