LUUP、「ナビ機能」の提供エリアを全国に拡大。特定小型原動機付自転車(電動キックボード等)向けルートを追加
8月12日(火)より提供開始
株式会社Luup(本社:東京都品川区、代表取締役CEO:岡井大輝、以下「Luup」)は、LUUPの電動キックボードや電動アシスト自転車の快適な走行をサポートする取り組みとして、「ナビ機能」(※1)に特定小型原動機付自転車(電動キックボード等)向けルートを追加し、提供エリアを全国に拡大しました。「ナビ機能」は、LUUPご利用時の推奨ルートをアプリ画面上に表示(※2)する機能です。

※1…Luupプレスリリース「Luup、利用者の安全な走行をサポートする「ナビ機能」の試験提供を開始」(https://luup.sc/news/2024-03-18-navigation/)
※2…令和6年11月1日から自転車の携帯電話使用禁止等に関する改正道路交通法が施行され、自転車を運転しながらスマートフォン等を手で保持して通話する行為、画面を注視する行為の罰則が強化されました。運転しながらのスマートフォン等の注視・通話やカーナビゲーション装置等の注視は、画面に意識が集中してしまい、周囲の危険を発見することができず、歩行者や他の車に衝突するなど、重大な交通事故につながり得る極めて危険な行為ですので、絶対にやめましょう。参照:警察庁「やめよう!運転中のスマートフォン・携帯電話等使用」(https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/keitai/info.html)
「ナビ機能」とは
LUUPご利用時に推奨ルートが表示される機能です。目的地ポートを選択すると推奨ルートが表示され、目的地ポートを変更すると、ルートも更新されます。電動アシスト自転車、電動キックボードどちらのライドでも表示されます。

LUUPは、以下の2つの特徴を備えています。
(1) ライド前に必ず目的地ポートを予約する必要があります。
(2) 電動キックボードと電動アシスト自転車の全車両にスマホホルダーが装着されています。
ナビ機能は、これらの条件を満たしているからこそ有効に導入できます。
なお、マイクロモビリティのシェアリングサービス(※4)において、予約した目的地ポートへのルートが確認できるのはLUUPのみ(※Luup調べ)となります。
※4…自転車のみを取り扱うシェアサイクルを含む。
都内・iOSのみでの試験提供結果について
2024年4月より、都内・iOS限定でナビ機能の試験提供を行った結果、機能の有用性を確認することができました。一方で、特定小型原動機付自転車の利用者にとっては、より右左折数の回数が少なく、交通量の多い道路を回避したルートを出せると、利用者にとってより安全・快適に感じられる利用体験を提供できるということがわかりました。以下は走行ログ・アプリ起動ログの分析や、利用者アンケート、インタビュー調査の実施などによりわかった試験提供の結果(一部)です。これらの分析・調査を通して、利用実態や課題の詳細の把握に努めました。
【試験提供の結果(一部)】


● 良かった点
・LUUPの電動キックボードを初めて利用した人の70%が「今回のライドでルート情報は参考になりましたか?」という質問に対して「はい」と回答(※2024年5月調査)
・「どのようなときにナビ機能の道順を参考にしますか」という質問に対して、
- 不慣れな移動や、初めての道では参考にする:58%
- どんな場所の移動でも参考にする:23% と回答が得られた。(※2025年1月調査:電動キックボードに乗ることが多い利用者の回答)
初心者の方や初めて移動するルートにおいて、ナビ機能を参考にしていただいていることがわかり、自転車用の経路が電動キックボードの利用においても有用であることが確認できました。
● 改善が求められた点
・ナビ機能が参考にならなかった点において、電動アシスト自転車と比較して、電動キックボードの利用で多く見られた回答として「道順がわかりづらい」が挙げられた(※2024年5月調査)
・ナビ機能を利用することで「身の危険を感じることなく走行できた」と回答した利用者は、そうでない利用者と比べて、以下の点でより快適な走行を経験していることがわかった(※2025年1月調査:電動キックボードに乗ることが多い利用者の回答)
- 交通量の多い道路を避けて走行できた
- 右左折の回数が減り、よりまっすぐ走行できた
- 二段階右折の必要回数が減少した
- 交差点への進入回数が減少した
これらの結果から、利用者がより快適に利用するためには、交通量の少ない道路の案内、シンプルな道順、そして交差点での複雑な運転を減らすことが重要であると示唆されました。
特定小型原動機付自転車(電動キックボード等)向けルートについて
試験提供の結果からナビ機能改善に向けた情報収集・仮説検証・チューニングを行い、今回のアップデートにより、電動キックボードのライド時には、特定小型原動機付自転車向けルートが表示されるようになります。
機能改善の進め方としては、活用状況を走行ログやアンケート結果に基づいて分析し、利用者の理解を深め、経路探索においてチューニングすべき項目と優先度を協議しました。複数のチューニングを反映させたサンプル経路を複数比較検証し、最終的に適用させるナビ表示ロジックを決定しました。

結果、従来のルートと比較して、平均値(※5)で以下のようなルートになりました。
・「交通量が多い道路※の走行割合」を13%削減
・「右左折の回数」を24%削減
- なかでも「信号あり右折の回数」は42%削減(右折数は全体で36%削減)
※本チューニングでは一定の道路の種別ごとに走行割合を算出しております。道路の種別と交通量の相関性が高いことから、幹線道路などについては交通量が多い道路と記載しています
※5…都内の各区において、利用数の多いポート群にて集計。
全国展開の概要
・提供開始日時:2025年8月12日(火)
・利用方法:提供開始日時以降に開始された全てのライドに自動的に適用されます
・対象モビリティ:電動アシスト自転車、電動キックボード
※利用モビリティによって表示されるルートは異なります。
・対象エリア:全国
・対象OS:iOSのみ(Android対応は年内を予定)
今後の展望
今後もデータや利用者の声をもとに、より安心して使っていただけるよう、ナビのアルゴリズムをアップデートしてまいります。また、ナビ機能に留まらず、安全かつ便利にLUUPをご利用いただける機能の開発を継続してまいります。
【会社概要(URL:https://luup.sc/)】
・所在地:東京都品川区西五反田8-9-5 FORECAST五反田WEST7階
・代表者:岡井大輝
・創 業:2018年7月
・アプリダウンロードURL:https://ride-your-city.luup.sc/Myjb/cfcdb04a
※LUUPアプリは、iOS 16 以降、iPhone 8 以降 (iPhone SE 第 1 世代 を除く)、Android OS 10.0 以降の端末でお使いいただけます。アプリを最新にアップデートの上、ご利用ください。
※表記について:会社名は「株式会社Luup」、サービス名は「LUUP」と表記しています。
【本リリースに関するお問合せ先】
・E-mail:pr@luup.co.jp
・報道関係者お問合せ:コーポレートサイト(https://luup.sc/)下部のお問合せフォームより「報道・メディアの方向け」を選択の上、ご連絡ください
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