電動キックボードのシェアリングサービス「LUUP」、浜松市との実証実験開始。7月1日(月)より、「はままつフルーツパーク時之栖」にて
株式会社Luup(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:岡井大輝、以下Luup)は、2019年7月1日より、農業公園「はままつ フルーツパーク時之栖(所在地:静岡県浜松市、管理運営:株式会社時之栖)」にて、当社の電動キックボードをはじめとする電動マイクロモビリティのシェアリングサービス「LUUP(ループ)」の将来的な実装に向けた、安全性・利便性を検証する実証実験を開始します。
Luupは、電動キックボードをはじめとする電動マイクロモビリティのシェアリングサービス「LUUP」の将来的な提供を目指しています。好きな場所から好きなタイミングで電動キックボードに乗ることができる社会を実現することで、日常生活や観光時における移動の利便性向上を目指しています。当社では「LUUP」の実装に向けた取り組みとして、2019年4月に、自治体のまちづくり施策とのシナジー効果と継続的な協力関係構築を目的に、国内初となる自治体との連携協定を静岡県浜松市・奈良県奈良市・三重県四日市市・東京都多摩市・埼玉県横瀬町の全国5自治体と締結しました。さらに、同年5月には国内電動キックボード事業者を中心に、マイクロモビリティの社会実装を促進する『マイクロモビリティ推進協議会』を設立し、弊社代表岡井が会長に就任いたしました。6月22日には東京都多摩市の多摩中央公園にて、一般の公園利用者が電動キックボードの試乗を行う初の実証実験を実施しました。
本取り組みは、電動キックボードの安全性や利便性を市民の皆さまに体験いただくと共に、安全性を検証するための実証実験となります。連携協定を結ぶ静岡県浜松市らの協力のもと、御殿場高原時之栖のほか、静岡県内に多数の温泉施設やホテルを展開する株式会社時之栖(ときのすみか)(本社:御殿場市、代表取締役:庄司清和)、広報宣伝および情報発信を行う公益財団法人浜松・浜名湖ツーリズムビューロー(所在地:浜松 市、理事長:大須賀正孝)とともに、「はままつ フルーツパーク時之栖」にて行う来場者向けの実証実験です。具体的には、パーク内の東エリアにて電動キックボードの乗車が可能となる予定です。 電動キックボードをはじめとする電動マイクロモビリティの社会実装を促進するためには、まずはその安全性・信頼性の担保が必須となります。本実証実験により、電動キックボードを初めて体験いただく皆様が短時間で電動キックボードを乗りこなせるようになるかどうか、安心・安全、そして快適に乗れるかどうか、どういった際に危険を感じるのか等の検証をしたいと考えております。実証実験を通して得られた利用者の声やデータを活用し、電動マイクロモビリティが安心・安全に世の中に受け入れられるために必要な自主規制や安全上のルールを作成してまいります。
実証実験の詳細
株式会社Luupは、電動キックボードのシェアリング事業「LUUP」の将来的な提供を通じて、住民の移動効率の向上・駅から遠い不動産や店舗の価値向上・観光客の利便性向上を目指します。 そのために、まずは電動キックボードの安全性や利便性の検証のために実証実験を行って参ります。当事業が浜松市、奈良市、四日市市、多摩市、横瀬町のまちづくり施策と連動・補完することにより、 大きなシナジー効果が期待でき、継続的協力関係を構築できるものと判断し、基本合意書を締結するに至りました。
代表者コメント
国が未来投資戦略で提唱するSociety5.0において、マース(Maas:Mobility as a Service)やシェアリングエコノミーは重点分野です。本市は、政令指定都市でありながら、広大な市域に都市部と中山間地を抱え、市内の移動はバスや自家用車が中心ですが、バス路線の廃止など移動手段の確保が課題となっています。このため、中山間地でのNPOタクシーの運行や自動運転の実証実験にも取り組んでいます。今回の実証実験が国内外からの観光誘客、ひいては市民の交通利便性の向上につながればと考えています。
●株式会社Luup代表取締役社長 岡井大輝のコメント
現在の日本は高齢化が進み人口が減少していく、世界でも稀に見る課題大国です。高齢者による自動車事故が多発し、人口減少により地方交通は不採算となっています。そのような国においては、高齢者も乗れて維持コストが少ない、運転手を必要としない電動のマイクロモビリティが必要になります。そのために弊社は浜松市において、世界で最も乗られている電動モビリティである電動キックボードの実証実験を行い、日本においてもこれらが安心・安全に乗っていただけるかどうかを検証いたします。現在、機体は弊社が開発・仕入れを行なっておりますが、将来的には国内の二輪・四輪メーカーに製造していただく形で調整を進めております。
●株式会社時之栖取締役園長 山下剛氏のコメント
はままつフルーツパークは43ha(東京ドーム9個分)という広大な敷地を有しております。その中で園内の利便性向上の施策として、電動キックボードはとても有効だと感じております。より多くのお客様に電動キックボードをご利用いただき、成果のある実証実験となることを願っております。
●公益財団法人浜松・浜名湖ツーリズムビューロー理事・事業本部長 前田忍氏のコメント
観光産業における地方の課題の1つは、目的地までのラストワンマイルの移動手段です。特に電車で駅に到着後の最後の移動はどうしたら良いか迷った事は誰にでもある事かと思います。この電動キックボードは単に移動するだけでなく「手軽に」そして「楽しく」移動できる移動手段であり、しかも観光のコンテンツにもなり得るのです。例えば、浜名湖の周りを風を感じながら走ったり、また浜松駅から浜松城まで歴史探訪しながら移動したり。電動キックボードはそんな地域の魅力に触れることが出来る有効な移動手段だと思います。将来的にこの浜松・浜名湖地域で普及出来るように、当財団はDMOという立場で連携していきたいと考えております。
【はままつ フルーツパーク時之栖(ときのすみか)について】
四季折々に大人から子供まで楽しめるフルーツのテーマパークです。旬な果物狩りはもちろん、フルーツの形をした大型遊具や熱帯温室、セグウェイやふわふわ遊具など遊びエリアも充実しています。昨年よりキャンプサイトやガレージ、グランピングなどの宿泊施設も展開しています。
・所在地:静岡県浜松市北区都田町4263-1
・事業自治体:浜松市
・管理運営:株式会社時之栖
・営業時間:9:00〜18:00 ※季節変動あり
・URL:http://www.tokinosumika.com/hamamatsufp/
【静岡県浜松市について】
浜松市は1911年(明治44年)7月1日に市制を施行しました。若き日の徳川家康が浜松城に17年間居城し、天下取りを目指した、言わずと知れた「出世のまち」です。楽器やオートバイなどの製造業を中心に発展し、スズキ、ホンダ、ヤマハ、カワイなどの世界的企業が生まれたまちでもあります。豊かな自然環境を背景に農林漁業も盛んで、ウナギ養殖発祥の地として、未だ揺るぎないブランド力を誇る「浜名湖うなぎ」や、宇都宮と日本一を競う「浜松餃子」が人気を集めています。2005年(平成17年)7月1日に天竜川・浜名湖地域の12市町村が合併すると、全国の市町村のなかで高山市に次いで2番目に広い市域となり、2007年(平成19年)には政令指定都市へと移行しました。現在、「音楽の都」や「ビーチ・マリンスポーツの聖地」として新たな価値の創出に取り組む「創造都市・浜松」を目指しています。
【株式会社時之栖について】
株式会社時之栖(ときのすみか)は静岡県御殿場市にあるレジャー会社です。御殿場高原時之栖のほか、静岡県内に多数の温泉施設やホテルを展開しています。
【公益財団法人浜松・浜名湖ツーリズムビューローについて】
当財団は静岡県浜松市と湖西市をマネジメントエリアとした地域連携DMOです。観光地としての浜松・浜名湖地域の魅力を発掘し磨き上げ、圏内外に発信していくことで当地域の観光地化を目指しております。またRWC2019の静岡県西部地区の誘客事務局として、インバウンドの受け入れ体制整備や地域のキャッシュレス化も進めております。
・所在地:静岡県浜松市中区鍛冶町100-1ザザシティ浜松中央館5階
・URL:https://hamamatsu-daisuki.net/
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